Blenderの細分化とサブディビジョンサーフェスの違いと用途と方法

またややこしいのがありました。

細分化を学んだばかりですが、サブディビジョンサーフェスってのが出てきました。

同じ意味?異なる意味?

それぞれの違い

サブディビジョンサーフェスとは

サブディビジョンサーフェスは英語で「Subdivision Surface」。

サブディビジョンサーフェスはモディファイアとして使い、モデルの見た目を滑らかにするが元のメッシュは変化しない。

リアルタイムで細分化を適用するので、あとで変更や取り外しが可能で、Catmull-Clarkアルゴリズムを使って滑らかな曲面を生成する。

例:ローポリのキャラモデルに適用して、スムーズなシルエットを表示。

細分化とは

細分化は英語で「Subdivide」。

Subdivideという意味では同じ。

ただ細分化は編集モードで使うツールで、選択した面・エッジ・頂点を実際に分割して、ジオメトリを増やす。

不可逆(一度分割すると元に戻せない。

見た目の滑らかさは自分で整える必要がある。

例:ポリゴン数が足りない場所を選択して、そこだけ分割してディテールを追加。

それぞれの用途

サブディビジョンサーフェスの用途

ローポリ→ハイポリ化の準備

ローポリで基本形を作って、あとから滑らかに仕上げるときに使う。

例:キャラの顔・体・服など、全体的に丸みを出したいとき。

アニメーション用モデル

骨入れて動かすモデルでは、なめらかなシルエットが必要なのでサブディビジョンで整える。

重くなりすぎずにポリ数を上げられるのが利点。

ベベルやスムーズ処理の前段階

サブディビジョンで角を滑らかにしてからベベル入れると、自然なエッジ処理ができる。

彫刻前の準備

スカルプトする前に、サブディビジョンサーフェスで滑らかなベース形状を作っておく。

細分化の用途

局所的にディテール追加

指の関節や服のしわ、機械の部品など、特定部分だけ細かくしたいときに最適。

ベースの形状作りの途中

面を追加して形を整えたいときに、マニュアルでコントロールできる。

ナイフツールとの併用

ナイフで切った後にSubdivideして、さらに面を増やして形を調整するなど。

平面に均等な分割

グリッド状の分割が必要なとき(例:床タイル、布のようなもの)。

それぞれの使い方

サブディビジョンサーフェス

サブディビジョンサーフェスの使い方

3Dビューポート上でオブジェクトを選択し、
「Ctrl + 1」~「Ctrl + 5」

サブディビジョンサーフェスのモディファイアを追加しつつ、レベルを設定をするショートカットになります。

例:Ctrl + 2 → Subdivision Surface(ビュー用:2レベル)を追加

スムーズシェードで滑らかに

方法①:右クリックで適用(最速)
オブジェクトモードで対象メッシュを選択

右クリック → 「スムーズシェード」

細分化

細分化の使い方

オブジェクトを選択後、編集モードにする。

右クリック → 細分化

(ショートカットは標準では割り当てられていない)

細分化実行後に左下(画面左下)に出る「オペレーター設定」で細分化を多めにすることがなどが可能。

オペレーター設定で滑らかに

細分化実行後に左下(画面左下)に出る「オペレーター設定」の「スムーズ化」で調整できる。




最後に・・・

今回は
  • それぞれの違い
  • それぞれの用途
  • それぞれの使い方
についてまとめてみました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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