窓(アーチ窓含む)の作り方の方法と手順【Blender】

窓の作成

平面を作成

  1. 「追加」→「メッシュ」→「平面」
  2. 「Nキー」→「寸法」入力

面の差し込み

面を直接触ってガラスを含む窓の凹凸を作ろうかと思いましたが、ここでつまずきました

「編集モード」での「面」→「面の差し込み」は、外側からの等間隔にならないのです

相対的な距離になるので、正方形の場合は面の各端から等間隔で「面の差し込み」ができるのですが、長方形の場合は、縦と横(上下と左右)の差し込みの長さが変わってくるんです。

ほんとにBlenderはこういうことが多いですね・・・

簡単に出来ると思ったことができない。ほんとに多い。。


↓↓↓
「外側からの等間隔にならない」→ 解決法が見つかりました!!!


ということで、面の差し込みです。

  1. 「オブジェクトモード」でオブジェクトを選択し「編集モード」に入る
  2. 「面」から「面の差し込み」(または「iキー」)
  3. 数値入力し「Enter」

これで差し込みが終わったので、窓の
  • ガラス部分
  • 縁部分
を分離させます。

ガラス部分と縁部分を分離

差し込みしたガラス部分(内側部分)を選択し、

「右クリック」→「分離」→「選択」

またはショートカットで

「Pキー」→「選択」

これでガラスがオブジェクトになります。

「アウトライナー」で名前を「ガラス」にします。

編集しやすいように、「ガラス」をミュートして非表示にします。

縁の押し出し

「縁」を選択し「編集モード」へ

差し込みしたので面が分かれているので、面を全選択してから

「面」→「面の押し出し」→XYZのいずれか→数値

またはショートカットで

「Eキー」→XYZのいずれか→数

これで、窓枠に厚みが付きました。

窓のくり抜き

さて、窓のくり抜きには,壁への穴開け用の別の窓の大きさのオブジェクトが必要です。

最初はこの方法に抵抗あり他の方法も調べましたが、この方法が一番いいようです。

この方法を使ったおすすめ動画です。

↑↑ クリックすると動画が見れます ↑↑



穴あけ用オブジェクトの作成

壁を貫通させるくらいの厚みのオブジェクトを作成します。

普通にキューブ(立方体)でいいです。

窓の形が長方形でなければ、穴開け用のオブジェクトもその形に合わせます。

Booleanモディファイアの適用

そしてBooleanモディファイアを使います。

方法は、以下のリンクにまとめています。

窓(面)のくり抜き方
そしてそこの窓をはめ込んでいきます。

窓のくり抜き【左右対称に複数窓(連窓)がある場合】

片壁のみ穴開け用オブジェクトをコピーして設置

まずは片側の壁のみ作って行きます。

同じ形状の窓であれば、上記の穴開け用オブジェクトを「Shift + Dキー」で複製して、各場所に座標で合わせます。

片壁の全オブジェクトをミラー反転

片側ができたら、それをミラー反転します。

ミラー反転の方法は、以下の記事にまとめました。

Blenderで複数オブジェクトをまとめて反転

穴開け用オブジェクトのバックアップと結合

Booleanモディファイアは、穴開け時に、穴開け用のオブジェクトを選択する必要があるため、穴開け用のオブジェクトが多い場合は穴開け用のオブジェクトを結合しておかないと、一気に適用させることが出来ません。

しかし「オブジェクトの結合」をしてしまうと一つのオブジェクトの複数面として認識されるので、もし窓の位置が変わった際、キューブなどである多面を持つ窓空けオブジェクトを移動するのが面倒になります。

そのため、コレクションでまとめて、コピーしてバックアップとして持っておき、片方を「ビューレイヤーから除外」しておくとよいでしょう。

そして、片方を「Ctrl + Jキー」でオブジェクトの結合をして、一つのオブジェクトにします。

Booleanモディファイアの適用

Booleanモディファイアのバグ?

そしてBooleanモディファイアを使います。

たくさんの窓を設定してようやくBooleanモディファイア、とほっとしましたが、なんとまたここでバグ?がありました。

ほんとにBlenderはやりにくい!!

壁を一つのオブジェクトにして、そして全ての窓穴用オブジェクトを一つのオブジェクトにして、Booleanモディファイアを適用しましたが、一部の窓しか穴が空かず、しかも窓穴用オブジェクトを非表示にすると、これもバグのようにいくつかの窓が表示されたままになりました。。。

  • Booleanモディファイアを適用すると一部の窓しか穴が空かない
  • 窓穴用オブジェクトを非表示にするといくつかの窓が表示されたまま

これはどう考えてもバグでしょう・・・


しかし、これには原因がありました。

Booleanモディファイア適用時は面の向きに注意

面の向きです。


そんなのあったのか・・と思いましたが、中級者の以上の方からすると当たり前なのかもしれません。

どうやったら確認できるのか。

それは、デフォルトでは確認できませんでした。

3Dビューポートの「オーバーレイを表示」タブ→「面の向き」

ここにチェックを入れると、、、面が赤と青に変わった!

  • 青色の面:表(正しい向き)
  • 赤色の面:裏(内向きで逆向き)

見事にバラバラでした・・・

Booleanモディファイアでは、くり抜かれる側(壁)も、くり抜く側(窓カッター)も、青(=表面)を外側に向けておく必要があるのです。

たしかにBooleanモディファイアを適用すると一部の窓しか穴が空かなかった部分も向きからして原因がありそうな気がするので修正。

(最初からチェック入っててくれよ・・・)


編集モードで面を選択し、「Shift + Nキー」で、全ての面を外向きに変更。

そしてもう一度、Booleanモディファイア!!

今度こそ・・・!!!

、、、


うまくいかない。。。


挙動は変わったが、今度は一部の面を除いて、壁が全部消えた。。。。

どうなってるんだ....バグかこれは


Booleanモディファイアは、窓穴用オブジェクトが連結された一体のメッシュになっていないと不安定になることがあるのです!!

確かに、私の作った穴空け用オブジェクトは、キューブと円柱を結合させただけで、その他の処理(不要面の削除)をしていなかった。。。


としあえずやってみようといううことで・・・

Booleanモディファイアは連結された一体のメッシュであること

せっかくセットした数多の窓を、変更することに・・・

結局窓空けオブジェクトを作成する手順は以下です。

  1. キューブを追加でわかりやすい座標に合わす
  2. 円柱を追加でキューブの近くに任意に分かりやすい座標合わす
  3. 円柱を選択して「編集モード」に
  4. 左側アイコンの中から「ナイフツール」の下の「二分割ツール」を選択

適当に円柱をカットしたあとに表示されるオプションがあるので、

  1. 「平面ポイント」には、合わせた円柱座標に設定
  2. 「平面の法線」には、カットする軸のみ「1」にしてそれ以外は「0」にする
  3. 「フィル」は堺の面を残すかどうかなのでこの場合は「チェック無し」
  4. 「内側をクリア」もしくは「内側をクリア」のどちらかにチェックを入れる

これでアーチの部分が出来るので、

追加しているキューブの上面を削除し、その上にカットした円柱(半円柱)を合わせて「Ctrl + Jキー」でオブジェクトの結合。

これで確認のため、一つの窓でBooleanモディファイアを試すと、、いけました!!!

よし!これで全片側の全窓コピーして、ここで念のためBooleanモディファイア!!!

失敗・・・

なんで????!!!!!

また同じように、貫通ではなく、壁の一部の面が消える現象。。。


これ、ほんとにBlenderのバグではないの????

もうやめようかと思いました・・・

壁オブジェクトに重複した頂点や辺(非多様体)がある可能性

  1. タブの「オーバーレイを表示」をオンにして
  2. 「編集モード」で「辺選択」モードを選んで
  3. 「選択」→「選択特性」→「非多面体」を選択

選択されたらその可能性大。

念のため選択してGキーで動かしてみて動いたら非多面体確定。

一部動かない部分(固定されている部分)もあった。
→非多面体問題を抱えた箇所や、ジオメトリ的に接続されていない部分がある可能性

確かに壁の一つの面を動かすと他の壁の面が離れる頂点がある。

そこをいちぶの面を修正して、一旦その面を独立オブジェクトに変換して、その部分のみで2つの窓穴空けオブジェクトでBoolean。

一つの窓穴空け用オブジェクトは穴が空くが、もう一つの窓穴空け用オブジェクトは開かず。

空く方はコピー元、空かない方はコピー後のオブジェクトでした。

なぜなのか。。。

分かった!

壁側の頂点が長方形のはずなのに6つになっていた!

うち2つは長辺の中心に存在していたのです。

一方は「頂点を溶解」で消えたが、もう片方は挙動無し。

その頂点を角の挑戦に座標で合わせ、Mキーでマージ。これで4つになった。

これでBoolea~~~n!!!!

今度はどの窓穴空け用オブジェクトでも反応がなくなった。。。。

これはもうバグだろ??バグ!!!!!


もう手がなくなり、色々見てみると・・・

穴を許容穴を許容穴を許容

3回書きましたが、「穴を許容」というチェック項目がありました。

下に。

外れてるじゃねーか!!!!!!

チェックを入れると、、、


穴が。。。空きました!!!

しかし、、すべてがこの要因ではありませんでした。

やはり壁オブジェクトに重複した頂点や辺があったりと、色々問題があるようです。

もう嫌になってきて、それぞれのミラー反転でいっきに、ではなく、一つの壁を窓一つずつBooleaしていくことにしました。

初心者はまずこれですね。。。

ミラー反転で一気にするのを辞めて個別に

個別にBooleanしていったら面倒ではあるが、どこが原因か分かりやすいし、わざわざ面と面の繋がりは気にしなくてよいです。

ということで、せっかく一つのオブジェクトにまとめた壁と床の面を、また独立したオブジェクトに変換しまいた。

作業中・・・

あれ?「穴を許容」にチェックを入れなくても貫通した、、、どういうこと?!

どうやら「穴を許容」にチェックを入れると、カッターが完全にオブジェクトを貫通していない(内部に少しめり込んでいる程度)でも貫通するように試みるらしい。

なので、基本的には「穴を許容」にはチェックを入れなくてもいいってことか!!

個別にやると、なんてスムーズスムーズ!!!

全て成功するではないか!!!

みんなどうやってるんだろ・・・こうやって個別にしてるのかな。。。

とりあえず平面は問題ないが円柱がエラー

とりあえず平面は問題なく無事Booleanが通ったが、円柱に通らない。。。

一旦窓を平面だけにして次行くことに。

また解決したら追記します。



最後に・・・

今回は
  • 窓の作成
  • 窓のくり抜き
  • 窓のくり抜き【左右対称に複数窓(連窓)がある場合】
についてまとめてみました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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