ミラーモディファイアで反転
良く上げられるのは、ミラーモディファイアがあるが、左右対称の窓などの場合、Booleanモディファイアがあとで使えないので注意です。ミラーモディファイアは、原点を基準にして反転します。
もしくは、他のオブジェクトの原点を基準にすることも出来ます。
ただ、私がやりたかった座標を指定して反転は、出来ないようです。
そうするには、以下の2点があります。
- 原点を移動してミラー
- 別オブジェクト(エンプティなど)を作成してミラー
原点を基点として反転
原点の移動
原点の移動方法は、原点の移動方法
に記載しています。
ミラーモディファイアの設定
移動したらミラーモディファイアを追加して、【x / y / z】を指定すると反転します。オブジェクトを基点に反転
ミラーモディファイアは、別のオブジェクトを指定して反転も可能です。エンプティの挿入
その場合はエンプティが適していますが、通常のオブジェクトも可能ですし、そのオブジェクトを非表示にするとエンプティと同じように使えます。追加から、任意のエンプティを挿入して座標を合わせます。
ミラーモディファイアの設定
ミラーモディファイアにて、オブジェクトを指定して反転します。モディファイアを使わずに反転
オブジェクトを手動で反転
その場合、手動でおこなう必要があります。オブジェクトの複製
- 対象のオブジェクトを全て選択
- 「Shift + Dキー」でコピー
- すぐ右クリック(移動せず)
オブジェクトのミラー反転
- 「Ctrl + Mキー」→「y か x(か z)」で軸に対してミラー
- Enterキーで確定
- 数値で移動するなら「Ctrl + J」でオブジェクト統合して移動
オブジェクトの移動
オブジェクトを統合して移動
数値で移動するなら「Ctrl + J」でオブジェクト統合して移動ただしオブジェクト統合してしまうと全部が面になってしまうので、もし再びオブジェクトにする際は大変。
オブジェクトを統合せずに移動
よって、オブジェクトに統合せずに、全選択のまま回転して、座標数値で合わせるなら、「gキー + xyz + 数値」で細かく移動するしかなそう。その方法は原点を意識して座標数値を(場合によっては計算しながら)合わせていかないといけないので、原点の位置によってはやりにくかったりします。
そこで模索しましたが、エンプティを使うのがよさそうです。
エンプティを使って手動で反転
エンプティは実体のないオブジェクトです。レンダリングもされないので、ある操作のみの時に基準として使ったりします。
ミラーにする際も、実は有効的に使えます。
オブジェクトの複製
- 対象のオブジェクトを全て選択
- 「Shift + Dキー」でコピー
- すぐ右クリック(移動せず)
エンプティの作成
- 「追加」より「エンプティ」を追加
- エンプティを基準にしたい座標に合わせる
エンプティに回転させたいオブジェクトを子に設定
- 回転させたいオブジェクトをすべて選択(最後にCtrlキーを押しながらエンプティを選ぶ)
- 「Ctrl + Pキー」 → 「オブジェクト」を選択
- アウトライナーにエンプティ配下にオブジェクトがコピーされる
ただしエンプティ配下にコピーされたのは選択オブジェクトのインスタンスなので、「SHift + Dキー」で選択オブジェクトをコピーしておく。
場所は移動しないのですぐ右クリックをする。
オブジェクトの回転
エンプティを選択したまま S → 軸(例:x)→ 回転角度(例:-1)と入力(スケールのSだけどここでは軸のスケールを負の値にするという意味
選択オブジェクトがエンプティを中心としてミラー反転するので「Enter」
これで反転完了!
ただ、このままではエンプティを削除したらその回転したオブジェクトも削除されてしまいます。
なので、親子関係を削除してから削除しないといけません。
親子関係を解除してから削除
- 対象のオブジェクトを選択
- 「オブジェクト」タブ→「ペアレント」→「トランスフォームを維持してクリア」
これでエンプティを削除すると、オブジェクトの位置も残ります。
ミラー反転は、エンプティを理解しながら使うのがいいみたいですね。
最後に・・・
今回は- ミラーモディファイアで反転
- モディファイアを使わずに反転
最後までお読み頂きありがとうございました。
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2025年05月03日
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