ギリシャ柱の作り方【Blender】

ギリシャ柱にも種類があり、今回は一番単純なドーリア式です。

柱身(シャフト)の作り方

こちらの動画様参考です。

↑↑ クリックすると動画が見れます ↑↑



ありがとうございます。

動画の9:30辺りから。

溝(フルート)の作り方

この動画フルートは、どちらかといえばドーリア式ではなくイオニア式やコリント式ですが、ドーリア式のフルートは現段階では難しいので、今回は妥協する。

フルートの差し込み

  1. 縦の面のみを全選択(任意の縦の面を選択→Altを押して皿に任意の縦の面を選択)
  2. iキーを2回押して個別に操作出来るようにする
  3. そのまま差し込む
  4. Enterで確定

これ、気を付けないといけないのが、こちらです。

「面の差し込み」が面の外周から等間隔にならない
一旦「回転」「スケール」の適用が必要です。

あとは、ドラッグで各面の幅の長さ分動かしたら、マイナス値になり、それが繰り返されてだんだん広がって行くので遠くから見ると分かりにくいです。

拡大して見ながら幅の長さを超えないように差し込むこと。

ベベル

  1. 1キーで頂点選択モードへ
  2. 「Ctrl + Shift + Bキー」でベベルが頂点にかかる
    (少し動かしてみないと分かりにくい)
  3. Enterか←クリックで確定
  4. 3キーで面選択モードへ

そして、「Alt + Zキー」で透過表示にする。

※ここの「Alt + Z」は、NVIDIAを使っていると「GeForce Experience」が表示される可能性があります。
改善方法は以下リンクより。

BlenderでAlt+Zを押すと変な画面が表示される


透過表示は手動でも切り替えられます。この写真のアイコンで、ここが光っている状態が透過表示です。

なので、今回はアイコンが光っている状態になっていれば大丈夫です。

次に、中の柱の部分を「Ctrl」を押しながら選択して「選択解除」にして、ベベルの部分のみ選択状態にします。

この時、前回と同じように選択されていないといけないので、選択が外れていたら戻って選択されている状態にするか、シャフトのみのオブジェクトであれば「Aキー」で全選択する。

そして、シャフトの真ん中あたりをCtrlで選択しないとうまく後ろ側まで選択されず、選択解除できない時があるので注意する。

すると上側と下側のベベル部分の枠のみが選択状態になる。

限定的溶解

  1. 「Alt + Zキー」で透過表示から通常表示に戻す
  2. 「Xキー」→「限定的溶解」でフルートと分離

「限定的溶解」とは、メッシュの形状を保ちつつ、不要なエッジや面を削除してポリゴン数を減らすための機能です。

法線に沿って押し出し

  1. フルート部分を一周分(デフォルトだと32個)選択
  2. 「Alt + Eキー」→「法線に沿って押し出し」で内側に押し出す

通常の押し出し(Eキー)は、マウスの動きに応じて任意の方向に押し出し(グローバル軸など)出来ますが、法線に沿って押し出し(Alt + E → )は、各面の法線(面の垂直方向)に対してまっすぐ押し出すことが出来ます。

これで一応柱身の完成です。

柱礎(バーシス)の作り方

バベルモディファイアの追加

バベルモディファイアを使う前に、注意点があります。

どうや直方体の対角線を基準にしているみたいで、あまりに高さが薄かった場合、丸くできなかったりします。そういうときの対処法は下記の「エキヌスの作り方」に書いています。

  1. 円柱を追加
  2. シャフトより大き目の幅など適したサイズにする
  3. バベルモディファイアを追加
  4. 「制限方法」を「ウェイト」に

辺のベベルウェイト

  1. 「編集モード」の「辺選択モード」へ
  2. ベベルしたいエッジ(ここでは上辺)を「Alt + Zキー」で透過して選択
  3. Ctrl + E →「辺のベベルウェイト」をクリック
  4. 適当な場所で一旦クリックかEnterを押して確定
  5. トランスフォームの辺データの平均ベベルウェイトでウェイトを設定

バベルモディファイアで設定

量やセグメントを変更して丸みを付ける。

セグメントを高くし過ぎると重くなるので注意。

ラメ曲線は0.5にしておく。

柱頭(キャピタル)のエキヌスの作り方

単純に円錐台にする場合

  1. 「円柱」を追加
  2. 数値合わせ
  3. 「編集モード」の「頂点選択モード」
  4. 「Alt + Zキー」の透過モードで下の頂点を全選択
  5. 「S / 0.75」などでスケールと数値で下面のみ小さく

難しく下記の方法で最初しましたが、円錐台の場合も多いのでこちらの方法でも十分でした。

バーシスのように丸みを出す場合

私の場合は、上記のバーシスはなんとか丸めることができましたが、エキヌスは薄すぎてベベルモディファイアではほとんど角を丸くすることが出来ませんでした

それを含めて書いていきます。

ベベルモディファイアの追加

  1. 円柱を追加
  2. シャフトより幅は大きく、バーシスより幅を小さくする
  3. 高さは4倍くらいにしておく(前述のようにベベルがほとんど効果無いので)
  4. バベルモディファイアを追加
  5. 「制限方法」を「ウェイト」に

辺のベベルウェイト

  1. 「編集モード」の「辺選択モード」へ
  2. ベベルしたいエッジ(ここでは下辺)を「Alt + Zキー」で透過して選択
  3. Ctrl + E →「辺のベベルウェイト」をクリック
  4. 適当な場所で一旦クリックかEnterを押して確定
  5. トランスフォームの辺データの平均ベベルウェイトでウェイトを設定

バベルモディファイアで設定

量やセグメントを変更して丸みを付ける。

セグメントを高くし過ぎると重くなるので注意。

エキヌスの場合はセグメントは1~3くらいで良い。

ラメ曲線は0.5にしておく。

ループカット

そして、元の高さ(厚み)にするためループカットしていきます。

  1. 「Ctrl + Rキー」→一旦確定→係数0.5
  2. 「3キーで面選択モード
  3. 「Alt + Zキー」で透過表示でカットする側の側面(上面以外)を選択
  4. 面削除
  5. 上面を「g/z/数値」で移動
  6. 「1キー頂点選択モード」で、上側の頂点を全選択
  7. 「Mキー」でマージ

まだ他にも簡単な方法はあるかもですが、これでベベルでほとんど丸みが付かなかった厚みの薄いエキヌスに、高さの半分くらいまで丸みを付けることが出来た。

柱頭(キャピタル)のアバクスの作り方

アバクスは簡単ですね。

立方体からサイズ変更すればいいだけです。

  • エキヌスがちょうど内包されるサイズ
  • エキヌスと同じ高さ分
というのだけ意識すると良いでしょう。

以上、必要があればオブジェクト統合したりするといいと思います。



最後に・・・

今回は
  • 柱身(シャフト)の作り方
  • 柱礎(バーシス)の作り方
  • 柱頭(キャピタル)のエキヌスの作り方
  • 柱頭(キャピタル)のアバクスの作り方
についてまとめてみました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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