庭の様式を知る
庭も建築と同じ
建物を作るには建物の様式と理論を知る必要があります。例えばモダンやコンテンポラリー、インターナショナルスタイルなどの思想や概念、西洋建築なら西洋様式を一通り知らないと難しい。
ある意味3DCGといえども建築家になる気持ちで勉強していかないと正直イメージだけでは作れない。
庭を作るのも同じで、様式を知らないと作れない。
イメージだけでは限界がある
日本庭園にするのか、英国庭園にするのか、フランスやイタリア式にするのかなど。ある意味園芸家や造園師になるくらいの意気込みでないとイメージだけではいい庭は作れない。
それは人やケースによって目指す方向は違うので、実際作って感じたことだけ書き留めておく。
あと様式によってどういう花木を使うかなども必要だ。
とにかくそこは抑えた方がいい。
あとは建物とセットで作るならやはり建築様式に合わせる必要がある。
和風なら和風、西洋なら西洋、モダンならモダンやバイオフィリックを意識など。
融合させるなら、それを完全に出来るようになってからの方がよい。
Blenderでの庭の手順
モデルの配置
一通り庭の様式を知ることは必要だが、知ったからといってすぐに作れるものではない。まずどこから作るか。
最初に庭を作った感想を書き留めておきます。
庭の草木や花は基本的にはモデリングはしません。
モデリングしていたらかなり時間を食います。
たくさんのアセットがあるので活用していきましょう。
メイン軸
整形式なら、メイン軸を作る。そこから左右対称を意識しつつ配置していく。
配列やミラーモディファイアで作成。
その辺はBlenderの得意分野で、かなり効率的に作れる。
生垣
ある程度できたら、背景が気になるので、細かい背景を作るのはとてつもなく面倒なので、そこは木やレンガや壁などで囲うようにする。実際の庭園も地平線が見えたり遠くに山が見えたりすることは少なく、塀や生垣で囲いがある場合が多い。
ライティング
影の重要性
これはかなり重要。影を作ることでだいぶ立体感とリアルさが出る。
一方向だけでなく複数当てた方がいい。
特に空を設定している日中だと影が出にくいので、空をカメラで映さないのであれば空は黒くして、サンライトを当てながら影を出すといい。
レンダープレビューとレンダリング
草木や花のモデルが激重!!
これ、かなり悩みました。庭の大部分は草木と花です。
初心者からすると絶望的です。
レンダープレビューがかなり遅い(ぎりぎり動くくらい)で、タイムラインでカメラを動かすと再生フレームにマーカーが付いて行かず、現在のマーカー位置がズレます。。。
あとレンダリングすると、落ちます。。。。
PCのスペックが足りないのかと本気で思いました。
でも自分のパソコンのスペックは、CUDAのGPUで中級クラスです。
行けないはずはないと思い、調べまくったところ、答えがありました。
草木や花のモデルを軽くする方法はコレ一択!!
デシマートモディファイアです。木花のアセットはかなりポリゴン数(面の数)が多い、
多いのは面が数10万とかになってたりする。
それが配列やミラーを使うと、一つのモデルで数100万面。。。
これはやばい。。。
どおりで重いはず。。。
これをデシマートモディファイアで0,1倍にする。
案外見た目が変わらなかったりする。
見た目が変わらないくらいで、できるだけ絞る。
全ての花木の一番上に挿入する。
すると、重かったレンダープレビューが、すっと軽くなった。
そして、、、
レンダリングも落ちていたのが、最後まで行きました!!!
最後に・・・
今回は- 庭の様式を知る
- Blenderでの庭の手順
最後までお読み頂きありがとうございました。
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2025年06月18日